院長あいさつ

私がこの仕事を通じてずっと考えていることは、人間の可能性の最大化です。私たちの肉体は常に心の状態を反映しています。近年はトップアスリートたちの活躍を様々な媒体で見る機会が増えています。　想像を絶するほどのトレーニングと研鑽を積んで一部の人しか到達しないあのレベルの人ですら、必ず本番で力を発揮できるわけではありません。　

これは私たち誰もが知っている事です。　それなのに、医療現場では一般的に心の問題と体の問題は違う科目で分類されており、あまりにも考慮されていないように感じます。

何故なのでしょうか ？　私にはそんな疑問が常にありました。心の状態で心拍は瞬時に変化しますし、内臓に痛みを伴わない慢性症状がある場合などを仮定すれば、おそらく患者様は悪い側を守るような姿勢に自然になっているはずです。それを半年も続ければ腰痛が起こってもおかしくはありません。その姿勢の方のレントゲン写真を撮ればきっと背骨は歪んで写ることと思います。「あぁ ここで背骨が・・・　それで神経が・・・」という診断がなされるのだろうと想像されます。　私は、そのようなケースでは背骨に着眼するよりも内臓の慢性症状を見抜くべきだろうと思います。　しかし、現状では、患者が内科を選択しない限り、そのような診察は期待できないのです。　もし貴方の腰痛が病院で治るのであれば、その方が治療費も安く済みますし私もそちらをお勧めします。

しかし、そうでない方も大勢いらっしゃるのです。そのような方にとっての、もう一つの選択肢になれたら・・・　というのが、大変おこがましいとは思うのですが、私がこれまで大切にしてきた事です。　

　冒頭に書いた可能性の最大化についてご説明しますと、上記の例で内科的なことが見事に解決したとします。すると、身体は庇う必要が無くなった事をすぐに感知し、短時間のうちに姿勢は正常に戻ります。　当然の結果として腰痛はすでに解消されています。

　こういった例は他のケースでも沢山診させていただきました。

心理的プレッシャーから慢性的な緊張で腰痛になっている場合の話をします。面白いもので人間関係に端を発する緊張とそれ以外、例えば経済的な理由からの心理的な緊張などは抑圧が起こる場所や深度に差があります。　私のカウンセリングはそういった話しづらい事を全て話さなくても大丈夫だという事もユニークだろうと思います。　身体的な変化からそれが何かは大まかに察知できますから、後は身体へアプローチをして確認ができます。　身体的な解放に伴い、心理的な解放が起これば、症状も解放されます。

このような施術がある事を、一人でも多くの方に体験していただいた上でご理解していただければと願っております。